古賀です。
先週の7日8日の2日間は横浜のパシフィコ横浜で、「感動と反省とエネルギーの充電」でした。本当にありがたいことです。
私が最も尊敬する稲盛和夫氏(盛和塾塾生は塾長とお呼びしています)が無報酬ボランティアで主催する「盛和塾全国大会」でした。盛和塾は中小零細企業の経営者の経営塾勉強会です。稲盛塾長は無報酬で手弁当で我々塾生が費用を出し合って本部事務局と各地域事務局が運営している仕組みです。
尚、稲盛和夫氏はご存知の方が多いとおもいますが、京セラ、KDDIの創業者です。
今回の内容は塾生(社長または経営者)の代表8人が経営体験発表し、それについて稲盛塾長がコメントします。体験発表がすさまじい経験であり、ある社長の話は本当に生きるか死ぬかという中から今があるという話しもあり、塾長コメントがまた素晴らしく、大変参考勉強になりますし感動感銘の話しです。
2日目の最後の稲盛塾長の講話が本当に素晴らしく、魂をゆさぶる、心を高める講話でした。
講話のテーマは「経営者の心」経営者の心のあり方でした。
ふたつほど書きますと、
蟹は自分の甲羅にあわせて穴を掘る。
企業経営も同じで、企業の大きさ、売上、利益もトップの器に応じて会社もそうなる。
それならば、トップ、経営者はどうすればいいのかという事を話されました。
経営者は正しい判断基準を持ち、正しい判断をし続けなければならない。損か得かで決定することではない。また戦略戦術権謀術策でもない。
正しい判断基準をもつにはどうすればいいのかという事ですが、
「心を高める」事ですが、心、魂を磨き、「真我(しんが)」で判断すること。真我は良心と言ってもいいでしょう。
災難にあった時も試練であるが、幸運を得た時も試練である。幸運にあぐらをかかずに天狗にならずに謙虚になる事。
誰にも負けない努力で懸命に働く事によって心を高める。懸命に働くことは修行と同じである。
又、高まった心を維持するには、毎日繰り返し反省する、反復する、努力する、心の手入れをする。
JAL日本航空の再建についても話されました。
再建を引き受けた理由は、まづ、稲盛塾長の真我から発したのが第一。
日本の為、日本の活性化、JALの社員の雇用を守る、社員の幸せ、国民の為。国民の為とは、ANA全日空1社だけになると独占または、競争原理が働かなくなり、国民の為に良くない。2社以上あることが日本、国民の為である。
当日の食事、懇親会場にはJAL応援の千羽鶴6万羽が飾られていました。これは、塾生社員で織った千羽鶴です。ちなみに当社も社員で織りました。
尚当日はJALの大西社長も一緒に勉強されていました。
ちなみに今回の参加者は3,428名、世界で62塾の参加です。内訳は日本、中国(無錫、天津、北京、大連)、アメリカ4塾(ロサンゼルス、ニューヨーク、シリコンバレー、シカゴ)ブラジル3塾(ブラジル、クリチバ、パラナ)。
3,428名と一緒に貴重な時間、2日間を共有できたことは幸いでした。
以上の内容が理解しづらい点があるかと思います、説明不足もあるかもしれません。機会がありましたら改めて掲載したいと思っております。